イチローと松井
日程:2007年7月
同行者:同僚
仕事でニューヨークに行った時のことです。町の中にレッドカーペットがひかれ、人が集まっています。この年、旧ヤンキーススタジアムが最後の年で、オールスターゲームが開催され、試合前日のパレードが始まるということです。しばらくしたら、ジーターが乗ったバンが通過しました。その後にイチローが奥さんと一緒に通過します。思わず「イチロー!」と大声をあげてしまいました。前年のオールスターゲームではランニングホームランを打ち、MVPを授賞しています。ゲームは、ホテルの部屋で酔っ払って見ていましたが、一寝入りしてもまだ延長15回だったという激闘でした。
数日後、後半戦の開始日で、夕方同僚と試合を見に行こうということになりました。その時、松井秀喜が左膝の怪我から復帰するという記事が新聞に載っていました。松井は、同郷の石川県出身で、自然に応援に力が入ります。
スタジアムのチケット売り場へ行きましたが、何と4万円の席しかないということです。同僚と相談して泣く泣く断念し、タイムススクエアのヤンキース直販店で帽子を買い、近くのバーで試合を見ました。残念ながらと言うか、幸いと言おうか松井は出場しませんでした。
松井は翌年、新ヤンキーススタジアムでのワールドシリーズで大活躍してシリーズのMVPとなりました。日米野球界の二枚看板が絶頂期で活躍した時の話です。