旅の体調管理

海外旅行の持ち物リストには、必ず薬類の記載があるので、普段は飲まないのに、お守り代わりとして沢山持参される方も多いと思います。

ところで私は、頑固でひねくれている性格のせいか、これまで風邪薬や胃腸薬の類は、飲んで効いたという記憶があまりありません。従って旅行への持ち物薬はせいぜい絆創膏位となります。

仕事で、韓国の釜山へ行った時のことです。最終日の打合せ後、お客様から夕食に誘われ海鮮店へ向かいました。牡蠣がおいしいということなので、牡蠣尽くしのコース料理でした。夏場に牡蠣はどうかと思いましたが、食べてみると意外といけるので平らげました。ところが翌朝、帰国して家に着くころ、猛烈な吐き気と下痢に襲われ、寝込んでしまいました。こんな時はひたすら水分補給を心がけ静養するしかありません。

その頃は仕事が忙しく、その翌日には米国出張の予定となっています。不安の中、米国行の飛行機内でネクタイを忘れたことに気が付きました。体調が悪いので、ぼっとしていたのでしょうね。CAさんから、せっかくの機会ですから普段購入しないような物がいいのではと勧められ、黄色のアニマル柄のブランドネクタイを購入することとなりました。

仕事はどうにか支障なく済ませられ、フィラデルフィアに着く頃には、映画「ロッキー」の像の前で復活のポーズをとれるまでに体調は回復しました。

旅先で体調が悪いと何かと不安ですし、せっかくの旅行が台無しになりかねません。旅行は、3000m級の山へ行くのと似ています。計画をしっかり立て、体力と気力を万全にして臨むべし。

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