マスク狂騒曲
今年の年始朝礼は、マスク姿が400人中数人だけで、風邪やインフルエンザが流行っていないと思いました。それから2週間ほどして、中国でペットボトルやオムツで顔を覆う姿がニュースで流れ、1月末から、我が家もマスクが手に入りません。
100均でたまたま10枚入りを見つけたら、妻から何故もっと買って来なかったと言われ、翌週、おじさんが空のマスク売り場で怒鳴っているのを見て悲しくなり、もう探すのは、やめようと思いました。今も数枚残っていますが、ここぞという時に残しておく勝負マスク扱いです。
妻は、キッチンペーパで自作すると言っていますが、自作マスク姿は電車内で見えず、まだ代用品を着ける勇気がありません。ということで、この1か月、電車内のマスク事情を観察しています。2月初旬は50%以下の装着率でしたが、先週は85%までに上がっています。残り15%は、高齢者が多く、元総理のように、最後までマスクをしないで頑張ると思っているのかもしれませんが、本来ならマスクをすべき世代です。或いは私のように、情報から遅れ、マスク難民になっているかです。ほとんどが白の使い捨て型ですが、中にはウレタン製や、昔懐かしいガーゼのものもあります。未装着の私は、何か視線を感じるような暗い雰囲気です。みんな何処で手に入れているのでしょうね?
官房長官が、翌週マスク不足は改善すると言ってから1か月経ちますが、状況は変わりません。そればかりか、優先的に政府が買い占める命令を出し、庶民にはますます行き渡らなくなりました。静岡の県議は、マスクで888万円売り上げました。社会の混乱に乗じ利益を上げるのは火事場泥棒と言って、政治家にとっては、最も恥ずかしい行動です。モラルも期待できず、新しい法律でマスク転売を規制する事態となりました。
頭を冷やして、世界のマスク事情でも見てみましょう。
韓国では、黒いマスクがK-POPの影響でクールと思われているようです。
ベトナムは隠れたマスク大国で、ミニバイクに乗る時に着けるのでしょうか?偽ブランドのマスクもあるようです。
イタリアは中世のペスト時代の鳥のくちばしのようなマスクがありました。
アメリカでは排気弁付きで医療用(N95)の高機能マスクが見られます。
今は買えないと思いますが、ポリウレタン製の繰返し洗えるマスクは、夏場になり落ち着いたら購入しようと思っています。
今年は、飛び交う花粉量も少なく、中国経済の停滞のおかげかPM2.5濃度も低いし、黄砂も今のところ少ない状況です。そのため、3月なのに大気は透き通っていて、気持ちがいい青空が続いています。もう少しすれば花も咲くでしょう。悪いことばかりは続きません。
あまり信頼できないWHOの見解では、症状が無ければ、マスクをしないように推奨されています。早く、電車内でのマスク装着率が低くなるように願っています。