おとなの国のドイツ
先日、「国家ブランドイメージ」なるものがWEBで発表されました。今年の総合一位はドイツで、以下フランス、イギリス、カナダ、日本と続きます。観光に関しては、イタリヤ、フランス、イギリス、スペイン、ギリシャの順位です。まだ、ギリシャへは行ったことがないので、近い内にぜひ訪問をしたいですね。
ところで、ドイツは日本より外国人訪問客は多いのですが、どちらかというと観光に地味なイメージがありませんか?
都市部にはテーマパークもないし、海外からの観光客を呼び込もうとするキャンペーンも目立ちません。都市部は大体戦争で破壊されているので、中世の雰囲気を味わうためには地方の村へ行く必要があります。一方、ドレスデンの教会やニュルンベルグの町のように戦前の街並みを再現するため信じられない努力をしています。共通しているのは、どこも落ち着いた雰囲気です。ミュンヘンのオクトーバフェストで大ジョッキのビールを飲み、クリスマスマーケットでは温かなグリューワインを飲み楽しむ大人限定の楽しみ方です。訪問地の写真のようにドイツには観光資源は沢山ありますが、あえて出しゃばらず、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出している印象があります。
駅前にそびえるケルンの大聖堂の塔上部から見るDB線とライン川。その存在感に毎回圧倒されます。
デュッセルドルフは、バブル期には、一時日本企業が集まりヨーロッパ内での日本の首都といった賑わいを見せていましたが、今は日本人街はさびれた雰囲気です。
ロマンチック街道の中心部のローテンブルグは日本人に一番人気のメルヘンチックな街並みです。
ノイシュバンシュタイン城はヨーロッパの中世のお城の代表格ですが、城内は意外に近代的な設備も装備されています。
我々より上の世代には、ライン川の船下りに高い人気がありました。若い頃、他界した両親からライン川船下りの写真を見せられていて、私も憧れていましたが、10年ほど前に実現できました。
ハイデルベルグ城からの街並み
フランクフルト旧市街のレーマー広場
コブレンツのライン川とモーゼル川の合流点