中国独自の旅行常識

私が感じた中国独特の旅行常識を紹介します。

1.ホテルチェックアウト時の検査

中国ではチェックアウト時に清掃係が部屋を確認し、備品の状態を確認する仕組みです。客を信用しないようで気分は良くありませんが中国では必ず実施されます。ミニバーの使用有無を聞かれ「No」と返事しているのに再確認する訳ですから、まるで犯罪者扱いですよね。以前、机上にあった町の地図(日本だと絶対無料サービスで配るレベル)を持ち出したままチェックアウトしたことがありました。見事に指摘を受け30元請求されました。もう用済みだったので地図をお返しました。5つ星ホテルでの経験です。

2.ホテルチェックイン時保証金

今から20年以上前ですが、初めて中国ホテルで保証金(デポジット)制度を知りました。札束の中からヨレヨレのお金を選び、投げ返されるように返金された時は、そこには二度と泊まりたくないと思いましたが、どのホテルでも似たような対応です。その後カードが普及し、欧米ホテルではクレジットカードがチェックイン時に必要と認識しました。今では常識ですが、以前の国内一流ホテルでは保証金は必要なかったと思います。中国式が世界に普及したのでしょうか?

3.バスで満員発車制度

制度ではありませんが、満員にならないと発車しません。しばらく待っていると誰かが乗り込み、いつの間にか満員となります。中長距離バスの場合も同じで、客が少ないと、間引き運転となります。バス会社の立場から見ると効率的な運営です。日本のリムジンバスでは定時運行なので、例え客が1人でも発車しますが、中国ではそんな不経済なことはしません。

4.バス、列車の待合室

飛行機の場合、ボディチェック、待合室待機、搭乗時チケット確認という順番は万国共通ですが、中国では中長距離バスや列車でも同じスタイルです。さすがに地下鉄には待合室はなくプラットホームで待ちますが、駅入口でボディチェックはあります。

5.バイクタクシー

地方では目的地までのありがたい交通機関となります。バスから降りるとバイクタクシーに囲まれます。価格交渉は少し経験が必要です。私は一旦離れて、運転手の目を見て信頼できるか判断しています。安全運転が第一ですので、常に「Slowly」とお願いしています。少額(10元位)の過大請求には応じます。