ミュージカル鑑賞?

娘と息子が小学生の頃の18年前ですが、2年連続でロンドン旅行に行きました。その際のメインイベントとして、本場のミュージカル鑑賞を計画しました。

理由は、それ以前にウエストエンドのドルリーレーン劇場で「ミス・サイゴン」を見て、同じ雰囲気を家族に味わってもらいたかったからです。ミスサイゴンは歴史ある劇場の雰囲気や、エリコプターが出てくるような大掛かりな舞台演出に感心し、話の筋も蝶々夫人のように単純で、ある程度理解できました。

当時、ミスサイゴンは上演されておらず、人気演目は、「ライオンキング」と「レミゼラブル」でした。家族連れなら当然「ライオンキング」でしょうが、WEB情報ではすべて売り切れです。「レミゼラブル」は、ほとんど歌だけでストーリーが進行するので、まず歌を覚えればいいのではと思い、行く前にCDを聞き予習しました。

さて、始まって数曲目で、まず息子の寝息が聞こえました。寝息に誘われるように私も睡魔に襲われ寝てしまいました。あとから聞くと、娘と妻も同じような状態だったようです。日本時間では夜中ですから、時差の影響もあるかも知れません。これなら当日券目当てに頑張って、ライオンキングに挑戦した方がよかったと思いました。

最近、妻と歌舞伎へ行きましたが、途中で理解できなくなり、睡魔に襲われてしまいました。鮮やかな色彩の舞台演出は感激しましたが、動きが少ない掛け合いのシーンになると、日本語も良く理解できなくなってしまうようです。

自分自身がこの程度の教養しかないのに、家族に情操教育をと考えたこと自体が浅はかだったのでしょうか?

前の記事

パリの偽警官

次の記事

若気の至り