ケネディ宇宙センター

アメリカで、ケネディ宇宙センター、ジョンソン宇宙センター、スミソニアン航空宇宙博物館へ行ったことがあります。日本の種子島宇宙センターの訪問経験もあります。

どれか一つだけ訪問するとしたら、文句なしにオーランド郊外のケネディ宇宙センターがお勧めです。私が訪問したのは2004年でしたが、今はスペースシャトルも展示され、充実しているようです。フロリダはディズニーワールドなどレジャー施設が充実していますが、ぜひ1日はここを訪問した方が、思い出になります。アメリカの規模の大きさを実感できます。

アポロ計画以前の発射台を始め、広大なジャングルの彼方に発射場が点在しています。発射失敗を想定して、間隔をとっているのでしょうか。

写真の宇宙飛行士記念碑にはびっくりしました。チャレンジャー号やコロンビア号で犠牲になった飛行士の名前が記入されていますが、空間がたっぷりあります。まだまだ犠牲が増えても決して開発をあきらめないというアメリカの強い意志を感じました。もっとも、今はスペースシャトル計画も終了して、有人飛行も中断しています。スミソニアン航空宇宙博物館はワシントンのダレス空港の近くで、スペースシャトル ディスカバリーが展示されています。

ヒューストンのジョンソン宇宙センターは、管制塔の役割をはたしています。ロケットの組み立てや研究施設が充実していて施設内を路面車で回ることができます。写真のような月の石も無造作に沢山ありました。中学生の時、大阪万博で大変な混雑で見られなかったことを思い出しました。

一方、我が国の種子島宇宙センターですがアメリカに比べると予算が数桁小さいように思えます。写真はHⅡAの発射台ですが、組み立て場から数百メートル離れているだけで、管制棟からも近い場所にあります。しかし、発射の成功確率は32/33と高く、日本人らしく実用性を追求しています。人工衛星も実用性一辺倒でなく、夢とロマンも追求していただきたい。有人飛行もまだハードルが高そうですが、ぜひ挑戦してもらいたいですね。

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