アメリカの物価事情
今回、アメリカを旅行して、物価の違いを改めて実感しました。
ホテル代
普段は、会社の厚生サイトから見つけるのですが、マンハッタンのホテルはどこも一泊5万円以上でした。ブッキングコムでようやく探したホテルは、タイムズスクエアから地下鉄で15分のクイーンズ地区にある3つ星ホテルで一泊22,000円です。私の検索能力ではこれ以下の価格では見つけられません。東京のホテルの2倍から3倍ではないでしょうか。観光はマンハッタンで、朝晩ホテルへ戻るだけのスタイルなら、もっと郊外で見つける方法もあると思います。
食費
写真は、ボストンの有名なロブスターロールですが、2人分で6,500円です。ihopで朝食のパンケーキを食べました。15ドル分のクーポンを使ったのに2人で4,000円を超えていました。ヤンキーズスタジアムでのビールは一杯1,400円です。500CCの水はコンビニで250円です。すべて日本でのイメージの2倍です。但しスーパーマーケットでの食材は日本とあまり変わりません。
衣料品
逆に衣料品は安いようです。特にアメリカブランドの製品は、日本のデパート価格の1/3だとのことです。妻はもっと買ってくればよかったと恨み節を言っています。
交通費
あらかじめネットで予約したせいか、日本より安いと思います。例えば、バッファローからボストンの片道飛行機が8,000円です。ナイアガラからバッファローまでのタクシー代は10,000円です。1時間以上高速道路を飛ばしたので日本より安いと思います。ニューヨークからワシントンまで4時間半のバスが2,000円です。但し地下鉄代は1日券がワシントンとボストンで1,500円位なので、東京メトロの1日券600円と比べれば高額です。蛇足ですが、ワシントンの地下鉄はどこも怖い位に真っ暗です。写真は電車が来た時撮影したので、普通に見えますが。
まとめ
ここ20年、日本はデフレで物の価格が変わっていませんが、アメリカの物価指数は20年で1.5倍になっています。この間に食費や住宅代の格差が広がってきているようです。逆に訪日する外国人から見ると、日本の滞在費はタクシー代や交通費を除き、案外安いと感じるのではないでしょうか?
また、アジア圏のインフレ率はアメリカ以上です。昔、家族4人で香港の5つ星ホテルに泊まった際は、一泊12,000円で、福利補助の8,000円を引くと4,000円となりました。これに味を占めて海外旅行にはまったのですが、今では同等のホテルは3万円以上します。我々旅行者には、うれしくない状況です。日本の経済力の低下が身に沁みます。
他方、私のような年金予備軍にとっては、インフレだと今後生活できなくなるので、今のデフレ環境でいいのかあなと思ってしまいます。