ヴェローナでオペラ観賞

日程:2017年8月11日ー19日

同行者:妻、息子

イタリアのヴェローナは、ロミオとジュリエットの舞台として知られた町です。ジュリエットの家は観光客であふれ、まるで通勤時の山の手線車内のようです。家の中は、いたって普通の屋敷ですが、世界遺産の旧市街は、ここだけでなく大混雑しています。その一つの理由は、夏の間、毎夜開催されるオペラコンサートにあると思います。町の中心に位置するアレーナ・ディ・ヴェローナ(円形闘技場)はローマ時代の遺跡ですが、そのままコンサート会場となっています。昼間は町歩きをして夜オペラを楽しめることで人気になっています。日本の地方都市でも町おこしに昼と夜が楽しめる町として参考にしたらどうでしょうか?

我々が行った日は、アイーダの公演でした。サッカーの入場曲となっている有名な曲です。エジプト凱旋は、会場の雰囲気と見事に一致していました。始まる頃に皆ローソクを灯すのも、屋外ならではの風情です。上部のスクリーンには、英語の歌詞も表示され、英語圏の人には内容も理解できるようになっています。難点は、日が長いため開演が午後9時で、終演が午前1時ということです。有名なエジプト凱旋曲の第二幕が終わった休憩時で11時過ぎで、我々はそこで帰ってきました。

前日には、ヴェローナからバスで1時間半のシルミオーネへ行ってきました。ガルダ湖に突き出した半島にあるローマ時代からの温泉保養地(テルメ)で、ここも人で溢れていました。ミラノでは、夏の観光シーズンに1か月店を休むことが多く、我々のような外国人観光客は困りますが、当人は気軽にこういった保養地に来ているのでしょうね。夏の湘南の雰囲気でしたが、砂洲の先端まで行くのに、車は入れず1-2時間歩きました。帰りはフエリーでデセンツアーノまで渡り、列車でヴェローナまで戻ってきました。

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