ホテルの部屋が開かない

最近は、カードキーのホテルが増えています。2枚もらい妻と1枚ずつ持ちます。別行動時に便利です。

これはベネチアのサンタルチア駅に近いクラシックホテルに滞在したときの話です。

見晴抜群の運河沿いのホテルに通され、部屋の開け方を教えてもらいました。鍵は2度回し、さらに半回転しながら片手でドアノブをぐっと押します。そして部屋番号を鋳込んだ金属板がずっしりと重い鍵を受け取りました。

外出後、言われたように扉を開けようとしますが、何度やっても開きません。しようがないので、受付のおじさんを呼んで開けてもらいました。その後外出する度、おじさんを呼ぶこととなりました。おじさんはイヤな顔をせず、ニヤっと笑い対応してくれました。ドアノブを押す際の体重の掛け方にコツがあるようです。

このホテルではシャワーの使い方もわかりませんでした。2つのシャワー蛇口のFとCを、その時はFがhot(お湯)で、CがCold(水)と信じていました。しかしFをひねっても、いつまでたっても冷たい水でした。実はHotがイタリヤ語でCaldo、ColdはFreddoと後に知りました。裸になって寒い思いをし悪戦苦闘する前に、お湯の出方は確認した方がいいですね。

そういえば、ドイツのトイレの前でHとDの表示がありどちらが男性かわからず人がくるまで待っていたことがあります。Herren(男性)とDamen(女性)で女性はダーメと覚えました。

このようにわからないことがあっても、旅の思い出として楽しむ位の余裕を持ちたいですね。案外、日本に来た欧米人は日本のウオシュレットの使い方に悪戦苦闘しているかもしれません。

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