ブリージャー or ブレジャー
最近覚えた言葉で「ブリージャー」(Bleasuire)という造語があります。ビジネス(仕事)+レジャー(余暇)旅行のことです。出張のついでに有給休暇を取得して、現地でレジャーを楽しむことで、欧米では半数が経験しているのに、日本人は10%と先進国では一番低いそうです。
出張先で、当地の名物料理を食べるなどは誰でも経験あると思いますが、金曜日に出張を終え、翌日はゴルフや温泉となると、デリケートな話題であまり人には言えません。最近はどんどん世知辛くなっているので、公私混同だとか就業規則違反だとか税務上問題だと言われると反論できなくなってしまいます。
しかし、昔から日本にくる外国のビジネスマンが、奥さんを同行するのは、よくあることでした。一緒に来ないと夫婦仲が悪いと思われるのでしょうか?海外での学会は、大体リゾート地のホテルで行います。「ブリージャー」経験者数の違いは出張に対する文化の違いでしょうか?それとも日本人も多く経験しているのに、正直に話さないだけでしょうか?
私もよく役得に預かったことはありますが、上司が大目に見てくれたりして問題になったことはありません。出張で成果をあげることと、プライベートな支払は自腹という2つの原則を守っていれば、これまで許容してくれましたが、長年のサラリーマンの経験から言うと、それを当たり前と思ってもいけません。
仕事の成果を上げるために、遊びも必要といった考え方もあります。まだ一般的ではありませんが、出張ついでのレジャーを、堂々と有給休暇として取れるような風潮であれば、「ブリージャー」も一般用語として認められることとなります。
余談ですが、leasuire(レジャー)は、アメリカ英語でリージャーの発音に近いようです。またbuisiness+pleasure(喜び)で、Bleasureもあり、意味は同じですが、「ブレジャー」となります。私はビジネス+レジャーなら日本語では「ビレジャ」でもいいのにと思います。注)エンジニア的には、最後の長音(-)は省略することがJISで決められています。
いずれにしろ、働き方改革には、まず残業を少なくして、有給取得率を上げるのが先決なので、「ビレジャ」が一般的になるのは、相当先のように思います。