若気の至り

30歳でバンコクを出張時、ルンピニ公園を歩いていました。男から100バーツで案内するから、池のボートに乗らないかと誘われました。誘いに乗り手漕ぎボートで池の中心に到着すると、帰るには追加で2000バーツが必要と態度を変えてきました。舟を左右に揺さぶる仕草もします。30分位、池の上で押し問答しましたが、2000バーツなんて大金は持っていなくて、1000円札を渡すことで、なんとか岸まで戻れました。舟の上では立場が弱く、圧倒的に不利な状況につけこんだ手口です。

一昨年シュムリアップで、とても真面目で妻のスニーカも修理してくれたトゥクトゥクの運転手から、トレンサップ湖のボートツアーを誘われましたが、昔のバンコクの経験を思い出し断ってしまいました。歳をとると慎重になりますが、若い頃のチャレンジ精神が無くなったようで少し寂しい気がします。

男性は誰でも若い頃、繁華街でぼられたり、いかがわしい店で散財した経験があるのではないでしょうか?海外ではこういった場面では、単にぼったくりだけでなく、身の危険にさらされることになるので、若気の至りでは済まないこともあります。自分自身、海外の夜の街でのトラブルには気を付けてきたつもりです。

私が言うまでもなく最近はネット情報が溢れているので、若い人も賢くなってきています。現地の経済も発展しているので、だます側もわざわざ危険を犯す必要がなくなってきているように思います。安全に旅行できることに越したことはありません。しかし、失敗談やトホホな旅行記は、読んでいると楽しいので、個人的にはこういった体験談が減ると面白くありません。