アジア蔑視

もう昔のことで、思い込みや思い違いがあるのかも知れませんが、ずっと心に引っかかっていた出来事です。

2000年に家族4人でロンドンへ行った時です。その頃は、個人手配の方法も判らなかったので、全日空ハローツアの、「ロンドン半日市内観光付きフリープラン」を利用しました。ロンドンの地下鉄回数券10枚がおまけで付いています。当時の回数券はカルネと呼ばれた磁気式切符でした。

駅の自動改札を出ようとすると、切符を通してもゲートが開きません。前の駅では問題なく通過できたので、近くにいた年輩の駅員に申し出しました。ところが、その駅員は、不正切符の使用は、罰金20ポンドで、4人分80ポンド払うように言いました。磁気切符がうまく反応しないだけなのに罰金を払えとはひどい話です。

事務所へ来いと言われましたが、本当に悪者扱いされそうです。英語ではうまく主張できませんが、改札口で10分ほど大声を出していたところ、別の係員が来て、何事か2人で話したと思ったら、通ってもいいと言うことなので、そのままゲートを通過しました。

一番の問題は、年輩の係員の仕草に、英語もうまくしゃべれない我々アジア人に対する軽蔑の態度を感じたことです。こちらには非がないので、こんな時は遠慮したり卑屈な態度をとってはいけません。

後でバスの日本人ガイドさんに聞いたところ、悲しそうに「罰金は払っていませんよね」と念押しされました。日本人に対してこのような事例は時々あるようです。罰金を払えばこちらの非を認めることになるし、うまく主張できない日本人に対する蔑視、イジメをする駅員もいるのだと自覚しました。

我々は、駅員や警察官などを全面的に信頼してしまいますが、当時のイギリスには、信用できない人もいたのでしょうか?その後は、困ったことがあったら、若い誠実そうな職員や若い女性職員に尋ねるようにしました。