バルセロナのケチャップ強盗とマドリードのつば付け

バルセロナからグラナダへの夜行列車内で、日本の若者の白いパンツとジャケットが茶色く汚れているのを見つけました。

話を聞くと日本からバルセロナに到着したその日、町を歩いていてケチャプを体に浴びせられたということです。上着を脱いで様子を見たその隙にパスポートや財布の入ったポーチを取られてしまいました。そこでホテルでバス代を借り、4-5時間離れたマドリードの日本大使館へ行き手続きをしバルセロナに戻ってきます。それでもアルハンブラ宮殿だけは見たくてグラナダ行の列車に乗ったという話です。お気の毒ですが何ともしがたいです。

対岸の火事と思わず、他山の石としたいと思います。

その後、マドリードのサッカースタジアム前で自分が同じような目に合ってしまいました。斜め掛けのポーチでスタジアム前まで行ったとき、後ろから若い男から肩をたたかれました。背中に何か付いている見たいなことを言っています。ふと回りを見ると4人に囲まれていました。バルセロナのケチャップ強盗の話を聞いた後だったので、服を脱いだ瞬間にポシェットを強奪される予感がしました。そこで4人の間を割って走り逃げました。相手は中年のおやじが急に走るとは思っていなかったのでしょうか、逃げることができました。その後、家族と合流します。服の背中にはつばがべったり付いていました。ティッシュでふき取りましたが家族から、ぼっと歩いているからだと注意を受けます。でも、いつつばをかけられたかわかりません。また4人が本当に強盗だったかどうかもわかりません。

Cロナウド見たさに興奮し、注意散漫となったのでしょうか。