エレベータあれこれ

エレベータ内は密室なので、お互いに挨拶をすることで安心しあうという海外のマナーがあります。

昇降がぎこちないと、エレベータ自体が大丈夫かなと思う時があります。15年ほど前、都内でスイス製のエレベータに挟まれ、高校生が死亡する事故がありました。その後、この会社は日本市場から撤退していますが、大手なので海外では沢山動いています。それに乗り合うと一瞬緊張してしまいます。

アメリカの古風なホテルでは、内部扉がなく、壁面が動いて見えるエレベータに乗ったことがあります。目的階に着くと、手で外扉を押して乗り降りします。

フィレンツエのモーツアルトが泊まった(本当かしら?)ホテルのエレベータは、昇降機が見えるレトロなリフトでした。しっかりメンテナンスがされているのかいささか不安に思いましたが、長年使用してきた実績を信じるしかありません。

欧州のホテルは、地上階が0(またはGやL)と表示され1がファーストフロアで、日本風では2Fと混乱します。地下も-1だったりBだったりします。

台北101の展望台に上がるエレベータは当時、世界最速(1010 m/min)ということでしたが、今は上海に1200m/minのものがあるということです。気圧差で耳がキーンとなるので、速ければいいという訳でもないと思いますが、メーカは技術を競っています。

そういえば、海外のホテルではあまり「閉」ボタンは押さないようです。心の余裕でしょうか?すぐ閉ボタンを押す人はせかせかした人と思われるのですかね。狭い空間なので、あれこれ相手の心を読もうとするんですね。

死刑台のエレベータという、サスペンス映画がありましたが、乗り合う短い時間の中でも色々ドラマがあります。

 

 

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