ミラノ、フィレンツエ、ベネチア(フィレンツエ、ベネチア編)

前回、フィレンツエのウッフィツィ美術館が閉館していて残念な思いをしたので、再訪しました。ミラノの寒さに比べ随分気温が高くなったように感じます。

ルネッサンス美術のすべてが揃う中で、ボッティチェッリの「プリマベーラ」と「ビーナスの誕生」には圧倒されました。メディチ家のパトロンの為に描いた絵が多いので、絵のどこかに顧客本人や紋章もあり、作品背景を知るともっと楽しめます。これに対し、ルネッサンス後期のカラバッジョは純粋に芸術性が高い作品です。決定的な瞬間を撮影したような構図と陰影の深さで表情を際立たせた写実性が高い絵画です。

2016年は日伊国交150年記念で、二人の美術展が東京で開催され、大変楽しく鑑賞しました。見逃した方は、ぜひ本場イタリアでどうぞ。

花の都、フィレンツエは3日いましたが、まだ行けない場所が多くあります。市場ではトスカーナ地方のパルメザンチーズや、バルサミコ酢をお土産としました。

次は水の都、ベネチアです。これまで訪問した観光地とは一味違う異空間で、旅愁を感じさせます。交通手段はバポレットやゴンドラの船だけです。迷路のような町ですが、散策するだけで楽しい発見があります。フィレンツエの芸術に満足していたせいか、町歩きに時間がかかったのか、ベネチアのアカデミア美術館など訪問できなかったのが心残りです。

改めてイタリアは奥が深いと思いました。北中部には他にも沢山個性的な町があります。またいつか行けたらいいねと妻と話しをしているところです。

日程

2015年1月1日:ミラノ/フィレンツエ

1/2:フィレンツエ

1/3:フィレンツエ/ベネチア

1/4:ベネチア

1/5:ベネチア/デュッセルドルフ/成田

1/6:成田着